
日本の高速道路は、多様・複雑な地形、気候、災害などの経験を通して半世紀以上にわたり培われてきた技術・ノウハウ・体制の結集であり、世界トップレベルの安全性・技術力を誇る「トータルマネジメントシステム」です。
ここでは、代表的な安全・安心を支える技術をご紹介します。
様々な地形、気候・風土に対応し、安全な交通を確保し、安心して高速道路をご利用いただける高い技術力を有しています。
交通管制室の状況
道路交通情報の迅速な提供や異常事態発生時の適切な対応のため、道路状況や交通状況を24時間体制で把握、また渋滞などの情報を多様な方法で提供しています。
従来舗装(左)と高機能時舗装(右)
水はねの少ない高機能舗装など、事故防止のための道路機能向上技術を開発・採用しています。
舗装補修工事の様子
常に安全な道路を保つため、日常の点検から中長期的な劣化の予測に基づく計画的な補修工事まで、効率的に実施しています。
道路除雪作業の様子
地域や気象の特性に応じた除雪作業、視認性確保のための防雪柵設置などにより安全な交通を確保しています。
災害発生時の緊急車両通行
災害に強い道路構造や、災害発生時の緊急体制構築ノウハウなど、「万一」の時に備えています。
2011年3月11日、マグニチュード9.0の東日本大震災発生時には、安全管理や安全確保のノウハウを活かし、翌朝には人員・物資の緊急車両通行を可能とする仮復旧を、また1週間程度でお客様の通行確保までの工事を完了しました。
震災直後の状況
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復旧工事の状況
[震災から3日後]
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お客さまの通行確保
[震災から6日後]
サービスエリアの臨時基地活用
被災地に近接する高速道路の休憩施設を自衛隊や消防隊などに提供し、被災地域の復旧活動を行うための臨時基地として活用しました。
構造物の損傷などを把握する、さまざまな調査・点検技術を開発しています。
高速舗装測定車による舗装点検
高速トンネル測定車によるトンネル点検